音大生の部屋

現在音大に通っている気ままなピアノ科のブログです。為になる事ならない事を書いていきたいと思います!

音大の先生のレッスン費・謝礼はどのくらい? 現役音大生がまとめてみた

 

こんにちは。現在音大で勉強しているピアノ科学生のさとりです。

 

今回は、大学の教授のレッスン費が大体のくらいなのかという質問をいただいたので、まとめてみたいと思います。

 

 

音大の先生はワンレッスンおいくら…?

大学受験前には必ず志望校のつきたい教授にレッスンしていただくことが一般的ですよね。

 

大学には私立・国立がありますが、だいたいお月謝はいくらくらいなのでしょうか。

私は私立と国立どちらも受けたので2人の先生に事前に習いに行きましたが、お二方ともに17000円でした。

 

他にも、同級生達に調査してみたところ、

 

私立・国立関係なく 大体15000〜18000円

 

という事が分かりました。

自宅レッスンではなくスタジオを借りてる先生は、+α取られるそうです。

 

ワンレッスン、そう安くはないので、大体みんな仕上がった状態からレッスンを受けに行き始めます。

 

頻度は月1,2回。3回行くと多いな…というところでしょうか。

 

 

受験やコンクールなどの謝礼は…?

受験、コンクールなどの謝礼も様々ありますが、そちらは先生によってまちまちのようです。

お月謝はもちろん、謝礼に困った場合は、直接先生に聞くのがベスト。

失礼って事は絶対に無いですし、皆必ず聞いています。

 

先生によっては現金はいらないから、という方もいらっしゃって、そんな時はデパートの商品券や、スカーフ、少し高めのお菓子などをプレゼントします。

 

私の場合 受験の謝礼は

2人の教授に10ずつ、高校三年間お世話になった先生に10、ソルフェージュの先生に3、を渡しました。

 

もしかしたら(?)とても少ないのかもしれないですが…

友人には教授に1人30渡している方もいました。

ここらへんは感覚がおかしくなってきますので、本当に先生に直接聞く事をおすすめします。

 

 

お金の話はなんだか、気持ちが晴れないですね。笑

 

感覚は狂っても、大学の教授のレッスン費は大体2万円弱が主流のようです。

 

ちなみに桐朋学園大学は、入学してからは何度先生のところへレッスンに行っても無料で全員みてもらえます。

 

あそこは学費がかなり高いので、そうでもしてもらわないと生徒側は干からびてしまいますよね。

 

入学後はレッスンが無料だったり、または長期休み期間に海外に研修旅行ができるプログラムを組んだ大学もあります。

留学を考えている方は、大学に入ったら休みを利用して沢山海外の学校を見に行ってレッスンを受ける事を心からオススメします。

 

2年になってようやく大学に慣れてきたから…といって初めて海外に行っては感銘を受けて、どうせあとの2年を日本で学ぶならこの国で学びたい…!

と、2年の最後から準備するのではかなりギリギリです。

国は決まっても先生との相性もあるので、2,3回は他の先生のレッスンも受けたいところです。

となると、うまく日程を組まない限りはしっかり海外の教授を決めるまでにあと1年はかかる…!

と…

 

かなり話は脱線してしまいましたが、入学してからの優遇が大学によって色々ありますので、色々ホームページなどで調べてみるのも◎です。

 

私もじきじきまとめてみたいと思います。

 

 

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

納得行くまで、大学選びをじっくり行ってくださいね。

応援しています!

 

 

これだけは気をつけて!!音大受験で気をつけてほしい事

 

こんにちは。現在音大に在学しています。さとりです。

私が大学受験から入学後にかけて、大事だなと思った事をまとめておきます!

 

 

これだけは気をつけてほしい!音大受験まとめ

 

◯行きたい大学の教授を予め決めておく、出来ればレッスンを何度か受ける

大学に入ってから変えられるから〜 と、あまり考えずに決めてしまうと、あとあとかなり大変です。

音楽の世界はとても狭く、音楽に関わる関係ならどことの縁も崩してしまうのは危険!と音大に入ってから強く感じました。

先生を変えたいという相談は勿論自分の師事している先生にするのですが、先生も人間ですのでプライドが少なからず(寧ろ多い)あります。

彼等に一対一で あなたではない先生に変えたい と伝えるには、どう言葉を選んでも難しい。

 

門下に凄い子が居るから!すぐに生徒にしてくれると言ってくれたから!

と決めてしまって、入学してから違和感しかない4年間を過ごすのはかなり勿体無いです。

もちろん先生を変える事は可能ですが、場合によっては先生同士の関係を崩しかねなかったりもするので、ここはかなり慎重に決めて欲しい、と思います。

 

 

受験期間は乾燥&寒い!手指の保湿を徹底的に

寒い時・乾燥がすごい日はあかぎれなどを起こしてしまう人も多いですよね。

私はあかぎれになった事がなく、そこらへんは全く気にしていなかったのですが、なんと受験1週間前に突然指先(爪の間)が、ものを触らないくらいに赤く腫れ上がり痛くなってしまったんです。

原因は、乾燥でした。 完全になめていた…

そんな最悪の場合に至ってしまっても大丈夫。

1本の指につき、絆創膏を2枚、痛む爪先の部分に貼ると、驚くほどに痛みは消え、鍵盤に触れる事ができます。

 

本当にあの時は人生が終わったかと思いました。

 

絆創膏貼れば痛みは消えますが、絆創膏を通しての打鍵の感覚はやはりいつもとだいぶ違うので、保湿をして痛くならないようにしておく事をおすすめします。

 

 

雪で電車が遅延!?会場までは早めの行動を

受験当日はすごく寒かったり、場合によっては雪が降っていることもあります。

直前まで家で練習して会場に向かいたい…

と、不安でギリギリまで家に居たい気持ちも分かるのですが、大体冬の時期は電車が遅延します。

大体の大学が直前練習のために短時間練習室を貸してくれるので、今までの努力を信じて定刻より前に着く事を優先しましょう。

 

 

 

どうあがいても寒い!念入りな防寒対策を

・直前まで羽織れるコート(足元まであると良)

・マフラー

・手袋

・ホッカイロ

・飲み物

この5つは必ず持っていく事をおすすめします。

ヒーターはあってもやっぱり寒い。

緊張している上に寒さで身体が強張っては、尚更成果を出せないので、身体を温かく保ってください。

 

服装は、女性は黒のワンピース 男性はスーツ又は制服が主です。

たまにドレスのようなスカートを履いていたり、カラフルなワンピースを着ている方も見かけます。

知り合いはとてもカラフルな服装で受けて芸大に入学したので、服装は点数には入りません。

 

自分の第一印象をどうみせたいか、という事を考えるのはかなり大切です。

 

 

当日のピアノはスタインウェイ

当日は、どのような響きのピアノで弾くのか、をある程度把握していると、メンタル的にも良いと思います。

大学によっては、ベートーヴェンベーゼンドルファーで弾かせる、という大学もあります。

大体の大学はスタインウェイを使用していると思いますが、リサーチが可能な場合は聞いておく事をおすすめします。

また、弾く会場が分かっている場合はそこで開催されるコンサートなどに足を運ぶと、どのような響きなのかを教授目線で聴く事ができます。

 

 

 

以上が私の音大受験で気をつけたいことでした。いかがでしたか?

普通に準備していれば、意外と大丈夫。

あの時あんなに心身ともに死にそうだったのに、今となっては可愛い思い出です。

 

何か質問などございましたら、是非コメントください♬

音大に入ってからの事でも、ご相談に乗ります!

 

 

ではでは

 

音大受験に必要なあれこれ 音大に入るためには

 

大受験を考えている方必見の情報をご紹介いたします。

 

大受験に必須な事 3つ

 

専門実技

ピアノ科の例

課題曲

・バッハの平均律

ショパンエチュード 2曲

ベートーヴェン ソナタ全楽章

(大学によっては+ロマン派、近代などの自由曲)

 

この大学で定められた課題曲をしっかり準備していれば、ほぼほぼ問題ないです。

コンクールを受けて 受験曲で沢山場数を踏むと、受験当日はかなり自信を持って挑む事ができます。また、自信を持って弾けると点数も高くもらえる事ができるので、人前で弾く本番を沢山持つ事をおすすめします。

 

楽器によっては副科の実技がありますが、専門実技が確実に出来ていれば、副科は真面目に取り組む程度で大丈夫だとみんなから聞きます。

「スケール、途中で間違えちゃったけど最後まで弾ききった…!」

なんて友達も、現役で私の隣で勉強しているので、気負わず専門実技の気晴らし程度に専念してください。(ちゃんと弾けるに越したことは無いです!)

 

 

楽典・ソルフェージュ

実技の次に重視されます。

入ってから楽しく授業に参加できるようにするためにも、やっておく事が大事です。

あまりにも大学のレベルに達していないと、専門実技が良くても落とされてしまう可能性があります。

受けたい大学の過去問と、それより少し難しいくらいの問題を沢山解いて実力と自信をつける事をおすすめします。

ちなみに私は3年の始め頃から学校とは別でソルフェージュの先生にレッスンを受けに行き始めました。

先生につくと自分がどれくらい出来ているのか、どこが悪いのかを把握できるので効率よく準備ができます。また、先生にお願いすれば受けたい大学の過去問などで訓練してくださるので、1人でやるよりも確実です。

 

 

教養科目

ほぼ重視されません。大学によりますが、国語・英語などの試験があります。

国立は独自の統一テストがありますが、知り合いはどうしたら逆にそんな点になるんだ…!?という点を取って芸大に入学しました。

ある程度対策をしてまじめに解けば、問題ないです。

 

余裕のある方は英検を取っておくと入ってから単位の関係で便利です。

2級を取っておくと、語学で6単位程貰える場合があり、授業を取らずにその時間を練習に回す事ができるのでおすすめです。

準2級でもかなり楽が出来ると思います。(楽って言っちゃった)

 

 

受験当日までの道のり

高校が音高だったため、願書などの手続きは学校の指示に従っていました。

実技面ではレッスンを沢山入れてもらい、これでもか という程に受験曲を弾き込みました。

 

受験前に困ったこと

受験前に1番困った事といえばこれでした。

受験のシーズンは冬場で本当に寒く、乾燥もすごいので指が切れやすかったのですが、受験1週間前にほぼ全部の指先が弾けないくらい痛くなってしまったんです。かなりパニクりました。

処置としては、絆創膏を2枚、指先に被さるように貼るとなんとか弾ける状態になり、その1週間は絆創膏を貼ったまま練習していました。

これは保湿をしていなかったのが原因だったようです。ハンドクリームを必ず塗って、指先を完璧に保湿することをおすすめします。

 

 

受験当日  

◯服装など

大体女の子は黒のワンピース

男の子はスーツ又は制服が主です。

当日は本当に寒いので暖かい格好をしていってください。身体が冷えると本領発揮する事が不可能に近いです。

・あたたかい上着(直前まで羽織れるもの)

・マフラー

・手袋

・飲み物(温かいと◎)

・ホッカイロ

この5つは必須アイテムです。

楽譜を忘れても、この5つは忘れるな、くらいに必須。

自分の出番直前まで、暑いくらいまで温まってください。

暑いと心なしかアドレナリンがいつも以上に多く放出されて、本番も楽しめます。

 

 

また、大学を複数受ける場合はエチュードを2曲全部弾くのか、どちらから弾くのか、ソナタはカットが指定されているか、などをしっかり把握していてください!

 

私はベートーヴェンソナタを144小節でカットと指定されていたにも関わらず、空目して114小節でカットしてしまい、合格発表までお祈りの毎日でした。

運良く無事に合格できましたが、こんな無駄な心配をしないようにしてください!本当に心臓に悪いのです…

 

 

メンタル面

どこかで聞いた、

死ぬ気でやるな、殺す気でやれ

という名言を胸に、当日は自分のステージだと思って楽しみました。

実は受験者本人よりも、親や先生の方が緊張や不安を抱いているケースが多いです。

今思えば、準備期間から受験当日まで色々な面で助けてくれた先生と家族、何より母のお陰で今があるのだな 思います。

サポートが無ければ、ここまで来れなかったです。

感謝してもしきれないですね…。

 

 

大学受験は当日まで不安だらけだと思いますが、なんでも自信を持つまでやる事が、受験当日に1番役立つと私は感じました。

とにかく沢山本番に出て、沢山問題を解いてください!

あとは自分が行くべき場所を、神様と大学が決めてくださいます。

 

音大は音楽を学ぶ者にとって、本当に夢のような環境です。

あなたが最高な音大ライフを送る事ができるよう、祈っています!

Toi toi toi!!